by Hirota Yuya

スポーツタイムマシン@ACC 展示終了!

みなさま、こんにちは。廣田祐也です。

ACC Future Sports Dayに出展していたスポーツタイムマシンは、6月1日に無事展示終了しました。
毎度、ブログでのご報告が遅くなってしまいすみません…

ご来場やご声援をいただいた皆さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました!

会場の様子

会場には6つの展示がありましたが、スポーツタイムマシンも連日多くの方に体験していただきました。友達、カップル、親子連れ、社会見学で…と、ACCの集客力に驚かされました。

会場の様子

日本のデータと一緒に韓国の方が走っている光景がたくさん見られました。
また、「いろんな相手と一緒に走れて面白かった」「また走りたいので次の機会が楽しみ」という声を多くいただきました!

韓国の家族と鹿児島の家族が一緒に

時間や国境を越えてかけっこができるスポーツタイムマシンを今回展示できたことが、とても嬉しく感じました。

会場に新システムが!

会場には長い列ができており、体験者の皆さんは順番をじーっと待っておく必要がありました。

待機列(これでも最長の半分くらい…)

そこで、展示期間中のテクニカルディレクターを務めてくださったイ・ドンフンさんから、韓国で馴染みのあるディスプレイ表示システムを取り入れる提案がありました。
ドンフンさんと日本のプログラマーチームで開発がすぐに行われ、即席でシステムが完成しました!

選手カードのQRコードをカメラで読み込むとリストに登録され、順番が来たら画面に名前が表示される仕組みです。

新システムとドンフンさん

撤収しました

展示終了翌日には早速、撤収作業を行いました。
日本に持ち帰るものとACCにお返しするものが混ざらないように…、日本に輸送する機材が事前申請のリストと齟齬がないように…、皆で素早く作業しながらも慎重に片付けました。

前日までの賑わいから一転し、名残惜しさがありました…。

情報カードが無くなり、壁は真っ白に…

データのゆくえ

今回の展示中に記録された(皆さんが走った)データは、日本に持ち帰ることができません。
韓国の個人情報保護法などを参照しながら、ACCがデータの取り扱いについて判断されました。

最終日の様子
壁に貼られている何倍もの情報カード(走った記録のデータ)があります

例えば「今後日本でスポーツタイムマシンを展示した時に、今回ACCで走った人と一緒にかけっこできない」といった状況になるのはとても残念です。
しかしながら、ACCがスポーツタイムマシンの扱うデータにしっかりと目を向けて判断してくださったことは大変ありがたく思います。

撤収作業の終了後に、犬飼さんからACCキュレーターのキム・グァンレさんにデータの入ったハードディスクと情報カード(走った記録のカード)をお渡ししました!

HDDを受け渡しする犬飼さんとグァンレさん

作品・法人として

小松市以来4年ぶり、初海外での展示は、スポーツタイムマシンにとって大きな財産になりました。

たくさんの方と出会うことができ、作品の参加・応援・運営をしていただきました。
展示を機に日韓両方でコミュニティが広がり、システムのメンテナンスをしたり、運用について議論したりと、作品の継承も少しずつ前進しています。

また、法人化された新体制でスポーツタイムマシンを続ける良いスタートにもなりました。
実務を通じて展示に必要な作業や役割が確認でき、今後向き合うべき法人の課題もいくつか見つかりました。

とても楽しく濃い経験ができたACCでの展示は終わりましたが、改めて気持ちも高まり次の取り組みに向かえそうです。
スポーツタイムマシン「めざせ100年100m」に繋がる活動を、引き続き一般社団法人スポーツタイムマシンとして頑張っていきます!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!