第0回スポーツタイムマシンハッカソン



こんにちは。はじめまして、みかげです。

ぼくがスポーツタイムマシンで担当したのは、会場で走った記録をインターネットにアップロードしておいて、WEBで検索していつでも見られるようにすること。

・・・なのですが、この機能、あまり利用されていません。
WEBでデータが見られることが知られてなかったり、名前が合わなくてログインできなかったり、データの見つけ方が分からなかったり、、です。

 * * *

2013年春、犬飼さんと安藤さんが山口にやってきてスポーツタイムマシンを作るときにこう言いました。

「スポーツタイムマシンを100年残します」
「みんなが使える道具にします」

 * * *

スポーツタイムマシンはまだみんなが使える道具になっていません。
このままでは100年残せません。

だから、スポーツタイムマシンをみんなが使える道具にするためにハッカソンをすることにしました。

スポーツタイムマシンに必要なパソコンを誰でもセットアップできるようにしたり、
記録カードを画像化してスマートフォンで探せるようにしたり、
自分の記録データをスマートフォンで再生できたり、
複数会場でスポーツタイムマシンを同時開催して別の会場の選手とすぐに走れるようにしたり、

それから、スポーツタイムマシンを開催したい人が、開催するまでのやりとりをスムーズに進められるようにすることも。

少しずつ、道具にしていきましょう。

 * * *

さて、エンジニアチームは今回のハッカソンでは記録データの軽量化と、ブラウザ上で記録データを再生できるようにすることに取り組みました。

1回の記録データはだいたいこのくらいのサイズです。

・画像 500kB×12枚
・3D OBJデータ 30MB×2個
・動画データ 200MB×1個

このデータを再生するたびに送り出すと転送量が多くなってサーバー側もクライアント側も大変です。
そこでPCでの再生時は1/10、スマホでの再生時は1/100のデータ量にすることを目標にしました。

1/10にするのは、キネクトでキャプチャされた点を間引くことで、それほど見栄えを損なわずに達成できそうでした。
1/100まで点を間引くと、まばらになりすぎて見づらいことがわかりました。
これは例えばGIFアニメにしてしまうなど、別の発想が要りそうです。

Facebookに動画をアップするとGIFアニメに変換してくれるそうで、ソーシャル連携するついでにこれを利用してはどうか、というアイデアも出ました。

また、ブラウザ上での3Dオブジェクトの再生はthree.jsというライブラリを使うとできることが分かりました。

そんなこんなで作ってみたのがこちら。



3Dオブジェクトを「見る」ボタンが追加されました。
僕の記録だとこうなります → http://www.sptmy.net/r/G00000P46PZ
マウスで角度を変えたりできます。ただ回るだけなので、カッコ良くしたいですね。



PCからもスマホからも見ることができます。
データの軽量化のコードはまだ入っていなくて、データが30MBくらいあるのでスマートフォンで見る場合はデータ転送量に注意して下さい。

動画データの軽量化はぐんそーくんが取り組んでくれています。こちらも近くブラウザで見られるようになる予定です。楽しみですね。

 * * *

次回のハッカソンは1月9日(土)を予定しています。
スマートフォンで自分の記録を簡単にさがせるようにしようと思います。

ハッカソンに興味がある方、見てみたい方は遊びに来て下さいね!

今回飛び入りで参加してくれたまさきさん、塩ちゃん、さえきさん、どうもありがとう!

スポーツタイムマシン鹿児島、終了。そして未来へ!

四元@鹿児島です。

スポーツタイムマシン鹿児島は11月15日19:00に無事、終了しました。

10月24日〜11月15日までの23日間で984人の登録者、
1534のランナーにお会いできました。

最終日の15日にはたくさんのこどもたち、また親子連れの方に
「最後に走りに来ました!」と。

ある小学校低学年くらいの女の子たちに
「今日で終わりでしょ」
「スポーツタイムマシン、ありがとう!」
「今日で終わってまた来年やればいいじゃない」など、
激励もあり、スポーツタイムマシンがどれほど大きな経験に
なったのか、と、考えることもありました。

   * * *

そして、もう本当にあと1時間程度でスポーツタイムマシンも終わり、
となるタイミングで、さきほどの女の子が妹さんを連れて戻ってきました。
姉妹一緒に2〜3度走って、
わたしたちスタッフに「スポーツタイムマシン、ありがとう」と
ハグをしてくれたのです。

とっても驚いて、
その想いを、犬飼さん、安藤さん、
そして河口さん、mikageさんと高橋さんに伝えてもらえるかな、と
動画を撮らせてもらいました。




年齢を超え、多くの方にスポーツタイムマシンを通して
未来の自分を明るく想像する時間をいただいた23日間。
ちょっと前の自分と、また、地元のスポーツ選手と、
またはどこかにいる見えない誰かと一生懸命かけっこをし、
いまの時間を、夢中で楽しむ体験が
色とりどりの記録カードとともに現在に刻まれました!

ありがとうございました。未来へ! 今後ともよろしくお願いします!


鹿児島展「国文祭から国体へリレー大会」

安藤です。
文化庁メディア芸術祭鹿児島展「境界のあいだ」の作品としてアミュプラザ鹿児島で行ったスポーツタイムマシンは、984人の方に選手登録いただき、1534の走者としての参加をいただきました。
鹿児島展では、地元の人達と一緒にスポーツタイムマシンを使ってお祭りを作ることができました。地元の事務局の頼もしき女性3人(四元さん、早川さん、小山さん)国民文化祭の事務局の県のみなさん。本当にありがとうございました。
下の動画は2020年に鹿児島で開催される、国体へむけて、「国文祭から国体へリレー大会」のイベントで、国体準備室、県庁障害福祉課の方も参加し、未来への一歩を宣言した時のこと。
4年後の鹿児島のみなさん!今日のデータを楽しみに待っていてくださいね。


鹿児島は通学中の女子高生がたくさん参加してくれました。女子高生が馬跳びリレーしている動画がこれ。


鹿児島展の事務局の四元さんが、このブログでこの日のことを書いてくれています。

4年後、セーラー服を卒業した彼女達が、馬跳びしている自分と再会できるといいなー。

スポーツタイムマシン鹿児島は国文祭2015から国体2020へ。まだまだ鹿児島はアツイ!

四元@鹿児島です。

いよいよ、文化庁メディア芸術祭鹿児島展も今週末まで。スポーツタイムマシン鹿児島@アミュプラザ鹿児島 も、週末が最後となりました。

そこで、鹿児島チームの早川が温めてきた企画がいよい実行に。
「国文祭2015から国体2020へバトンタッチ!リレー大会☆」を開催します!


鹿児島は、これから、2020年の国体へ向けてどんどんと準備に入る時期。
「アート」から「スポーツ」へ、鹿児島は勢いをつけて邁進します。
それをみなさんに伝えるため、数年前から国文祭ために準備をしてきた県庁のスタッフが、県民のみなさんの思いが詰まったバトンを、同じ県庁の国体チームに手渡します!
(感動のシーンがすでに目に浮かびます、、、)


=== 鹿児島チーム 早川より ============
アートとスポーツをつなぐ架け橋として、2020年に、今年2015年に走った5年前の自分とかけっこができるかもしれません。100年先の未来をめざして3次元動画を残そうとするスポーツタイムマシンだからできる夢のプロジェクト。
たくさん、たくさんの方々が走ってくださったこれらの記録が5年後に戻ってくるかもしれません。
ぜひ、未来の自分に向かって走ってみませんか?お待ちしています!
==================================


オープニングに来場したぐりぶー
しかも、やる気満々のぐりぶーは、
もう一度対決したい!と、山口のゆるきゃら「ちょるる」に対戦しにきます。

奇しくも2018年は、明治維新150周年。
http://kagoshima-meijiishin150.com/
薩長対決を、現代に!

まだまだ、鹿児島は熱い。

ぐりぶーは、もう一回走るよ! 今度は本気走り!
==================================

「国文祭から国体へリレー大会」


11月12日(木)18:00〜 

スポーツタイムマシン鹿児島
アミュプラザ鹿児島B1階 きらら通り
==================================

スポーツタイムマシン鹿児島ー何を残すか!?

四元@鹿児島です。

鹿児島のスポーツタイムマシンは開催10日たちました!
何人ものリピーターの小学生、女子高生も増えてきました。

現場運営も数回目、スポーツタイムマシンを紹介するのも
こなれてきたアルバイトKさん、Mさんと、
今日は開店前にチラシをおりながら、こんな話を。

K「バック走選手権が生まれたけど、ここに来る人、バク転したり、バレエの動きをしたり、馬跳びしたりして、面白いですよね」
M「ちょっと普通と違う動きをしたいですよね」
わたし「いいね〜。何しようか」
M「雑巾掛け選手権、なんてどうでしょう!」

「いいね〜」

ってことで、スタッフみんなでまずやってみました!





みんな、「手で雑巾をかけるなんて、小学生以来やってなーい」と
ぜいぜいいいながら、とにかくやってみました。
体力の差をかんじながら、やり遂げたあとには、なぜか笑いが。
楽しいです!!! それぞれのフォームの差を感じます!

   * * *

そういえば、このスポーツタイムマシンで
馬跳びをする女子高生を見ながら、
何を100年後に残すか、を考えました。

「馬跳びをしている姿」の背景に、仲の良い友人と
ノリで、勢いで、楽しいことをやってみせる!という
その貴重な時間を記録しています。

高校生たちもあと3年たてば、それぞれ県外に出て行く子もでてきて
別れ別れになるでしょうし、各々の時間を過ごしていくことと思います。

そんなことも全部含めて体験を記録する、
なんとも「タイムマシン」なのかな、と、
高校を卒業して◎年のわたしは思うのでした。。。