こんにちは!
5年ぶりにこのブログに帰ってきました四元@鹿児島です。(5年ぶり、、、、わたしの大好きなキャラ、こち亀の《日暮熟睡男(ひぐらしねるお)》も超えてしまいました。←ご存じない方はごめんなさい。気になる方は検索ください。)
犬飼さんにご紹介いただいたように、今年5年ぶりに鹿児島に「スポーツタイムマシン」に戻ってきていただきます!!!そして、このブログを通して知りましたが、2013年山口で初展示の時に小学生のお子さんだった人が、なんと高校生になり、スポーツタイムマシン2020@鹿児島をサポートしているという驚愕の事実を知りました。。。なんてこと!
過去から繋がるというのは何て素敵なことなのだと思い、では、鹿児島での経緯をわたし視点になりますが、ざっくりご紹介します。※これまで鹿児島でも様々なドラマがあったかと思いますがとりあえず私の知るものを記載します。
↑この日がくると思って持っている...と言ってたけど、本当に5年後にこの日が来そうで、ドキドキしている。
【 PART1 どうして再展示!?】
まずは第一回目の展示、2015年のお話。《国民文化祭かごしま》(以下、国文祭)です。
当時の国文祭の県担当者が文化に対してとても情熱のある方で、NPO法人PandAの早川さん(2015年のブログにも頻繁に出てくる)にメディア芸術祭鹿児島を開催しませんか?とのお願いがあったそう。そしてわたしも早川さんから一緒にやりませんか、とお話をもらいました。
コンセプトは、当時霧島アートの森にいた学芸Uさんが担当。しかし、早川さんとわたしはそのころ別の仕事もしていたので、「鹿児島で初のメディアアートの芸術祭!?!?」と心配になり、福岡から小山冴子さん(現在 札幌文化芸術交流センター SCARTS)、山口市のYCAM 岩田拓郎さん(現在 SCARTS)という強力な助っ人にお願いをして無理を聞いていただき...、小山さんは鹿児島に移住までしてもらいました。
そこで、早川さんと「スポーツタイムマシンをぜひ実現したいよね」と。鹿児島ではメディアアートの作品を展示する機会が少なかったため、こどもから大人まで多くの人がまずテクノロジーを使った作品に何かを感じて欲しいという思いから。
鹿児島中央駅の地下道ならできるのではないかという早川さんからのアイデアで、県の方や運営を担当したMBC開発が鹿児島ターミナルビルの方にご相談をしてくださり、場所が決まりました。
鹿児島中央駅はもともと、在来線のターミナル駅。昔は周辺で、県内各地の方が行商に来て行う朝市も盛んだったため古くからの《商い》が残っていった一方、2011年に九州新幹線が開通して大きな駅ビルができて若い層も増えました。昔からの住民がいて、若い世代の集まる場所になり、そして県外から鹿児島を来訪する方の玄関口。メディア芸術祭そのものの《地域への普及》や《祭りへの入り口》という意味合いもありました。
↑鹿児島中央駅の地下道、アミュプラザ鹿児島の入り口にあるデジタルサイネージがお迎え。(写真提供:小山冴子さん)
2015年のメディア芸術祭を実現するにあたっては、さまざまな課題や色々な方からの協力を得たのですがそれは5年前のブログを見ていただくとして、「スポーツタイムマシンを鹿児島に!」と思った県の方、MBC開発の方、早川さん、小山さんの思い通り、期間中は近所のお子さん親御さんが日中に、学校帰りの学生が夕方にいらして、週末はメディア芸術祭を見にいらした県外の方と大勢の方にお越しいただきました。
↑学生服で何度も来てくれた女子高生。来年は大学進学でバラバラになるから会えなくなるもんね、と、思い出作りだったそう。
現場を回すサポートに入ったスポーツNPOの男の子はスタッフ同士で「どう走るか考えよう!」と、掃除用の雑巾を使って《雑巾掛け競争》も始まり、また、職場のスタッフも出張帰りにかけつけ、混乱する現場の運営補助に精を出してくれました。(後に出てくる市村さん)地元のプロサッカーチームやバスケチームの選手も参加。そして、その選手のファンの中高生も走りに来てくれました。2歳くらいのお子さんをつれた近所の親子が、ほぼ毎日、ヤギと走ってたのも記憶しています。
最終日直近には、2020年に向けて準備真っ最中の国民体育大会かごしま(以下、国体)準備室チームも、ご当地キャラぐりぶーと来場。2020年の国体の成功を祈願して、国体チームと国文祭チーム、そして、小山さんをはじめメディア芸術祭鹿児島チームが記録も残しました。
↑ご当地キャラ ぐりぶーも来鹿!!!かわいいっっっ!!!
いよいよ終了時間となると、期間中に通ってくれた幼い姉妹がお母さんと《スポーツタイムマシンにお別れ》を言いにきてくれて、二人で走り、スポーツタイムマシンを続けて欲しいと懇願されました。
嬉しい!とスタッフ一同喜びに溢れつつ、でも、「終了日は決まっているので今日で終わらないといけないの」と伝えると、「今日で終わって、また明日からやればいいじゃん!」とのこと。
「じゃ、5年後の2020年、国体で戻ってこよう。この子たちとまた会おう」と思ったのでした...
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